10月上旬、紅葉で有名な「秋田駒ケ岳」と「栗駒山」を主目的に、首都圏から自家用車で行く3泊4日の東北の旅を紹介します。山以外にも男鹿半島をめぐるドライブなど秋田を中心とした東北を満喫できる、おすすめの旅です。
- 秋田駒ケ岳と栗駒山の紅葉登山
- 男鹿半島ドライブや秋田周辺の観光スポット巡り
- 車中泊と宿泊施設の両方を利用
- まずは北(秋田)に行って、南(宮城)に下ってくる計画、そうすることで帰りの時間の余裕ができる
お昼ぐらいに首都圏を出て東北道で秋田駒ケ岳八合目へ、車中泊。
秋田駒ケ岳登山、下山後は秋田県内のスポットを巡り、秋田市内のホテルで宿泊。
男鹿半島ドライブ後、いこいの村栗駒跡地臨時駐車場へ、車中泊。
下山後は近くの観光スポット、温泉に立ち寄り帰宅。
一日目
一日目の目的地は秋田駒ヶ岳八合目駐車場です。浦和料金所から560km、休憩なしで約6時間半ぐらいなので、お昼ぐらいに首都圏を出ても夜の21時には余裕をもって着くと思います。睡眠も7時間以上とることができます。筆者は途中福島市、栗原市など寄り道をして、21時前に到着しました。
行った日は平日でマイカー規制がないので、秋田駒ヶ岳八合目駐車場で車中泊。気温はだいたい夜の時点で15度、朝で12度ぐらい。
シーズン中は、駒ヶ岳登山口(かもしか駐車場分岐点)から駒ヶ岳八合目までの区間において、マイカー等の乗り入れが規制されます。規制実施日には代替えバスがでるようです。行った日は平日だったため規制対象外でしたが、行く際には仙北市のHP等で確認してください。または国見温泉登山口から登るルートもあります。
二日目
秋田駒ケ岳
6時過ぎスタート。各山頂とムーミン谷を周回するルートです。山行記録はこちら。

八合目駐車場は40台から50台ぐらい停められるかと思います。避難小屋兼売店があり、バッジなどのお土産や軽食等販売しています。(早朝はやっていない)水場やトイレもあります。
登り出しから紅葉MAX!なんとなく上品な色合いです。



秋田駒ケ岳には有名なムーミン谷(馬場の小路)という谷があります。



最移動10km弱、獲得標高750m、標準タイム5時間半ほどの楽な山行です。12時半登山終了。
ここから本日の宿泊地の秋田市内のホテルに向かいますが、時間もたっぷりあるので、田沢湖や気になる景勝地によりながら向かいます。
田沢湖ドライブ
八合目駐車場から車で20分ぐらいのところにある田沢湖へ。日本で最も深い湖(水深423m)で日本百景にも選ばれています。

地元の辰子伝説の主人公「辰子姫」をモチーフに作られたブロンズ像。金色と水の濃い青が映えます。



御座石神社にある「あさり商店」さんではお土産購入と食事ができます。
田沢湖は冬の景色も良さそうなのでいつかは行ってみたいですね。
殿淵園地(伏伸の滝)
一日目の休憩時にグーグルマップを調べていて、非常に魅力的な滝を見つけたのでそこへ向かいます。
田沢湖から秋田市方面へ約1時間のところにある「殿淵園地駐車場」に車を止め、2kmほど散策です。

殿淵。駐車場から徒歩。数分両岸が15mほど切り立ったちょっとした渓谷になっています。

伏伸の滝(ふのしのたき)。上記殿淵から徒歩5分ぐらいのところにあります。落差はあまりないですが、非常に美しい三段の滝です。水も青く、なんとも絵になる滝です。



舟作。伏伸の滝からさらに徒歩15分ぐらい。
撮影ポイントは少しだけアスレチックな感じ。
期待通りの絶景、おススメです。(筆者はここだけで100枚ぐらい撮影した)
岨谷峡(そうやきょう)
最後は殿淵園地駐車場から車で5分ぐらいのところにある岨谷峡へ。

10分ほどの散策。水がエメラルドグリーンの美しい峡谷。まだ紅葉していなかったのは残念。
ここで17時も過ぎて暗くなり始めたので、予約している秋田市内のホテルへ。
秋田市内(秋田温泉プラザ)
18時頃、ホテルに到着。(岨谷峡から車で30分ちょっと)
かなり広々としたきれいな和室、温泉も広く露天風呂もあります。(夜と翌日の朝の2回も入っちゃいました)
夕飯を色々調べてみて、ChatGPTにおすすめを聞いたら、ホテル内のレストランを勧められたので利用したところ、非常においしくて本当におすすめでした。(この時はさんまの蒲焼重とワカサギのサラダのようなものを注文)季節のメニューが充実しています。日帰り温泉も可能。
三日目
男鹿半島ドライブ
三日目の朝は早起きして温泉で朝風呂。8時過ぎにホテルを出て、男鹿半島ドライブへ。
潮瀬崎



ホテルを出て軽く朝食を取り、ドライブすること40分ほど、潮瀬崎と呼ばれる磯場に到着。灯台やゴジラ岩という有名な岩があります。そのほかいろいろな岩場があり30分ほど散策。結構ごつごつした磯なので運動靴推奨です。ちなみに駐車場がなく近くに路駐になります。

塩瀬崎から車で2分ほど行ったところに、なまはげ立像があります。こちらにはきれいな公衆トイレ付きの駐車場があります。
気持ち良いドライブコース
終始海沿いを行く道が大変気持ちいいです。晴れた日は最高です。





入道崎
男鹿半島の最北端「入道崎」です。一面の芝生に覆われた平原と青い海、最高の開放感と絶景です。





入道崎灯台は日本で16か所しかない「登れる灯台」のひとつです。300円で登れます。高度感はありますが入道崎の全貌が眺められるので登ることをお強くお勧めします。


寒風山

入道崎から東へ車で30分、世界三景のひとつ「寒風山」。大きな駐車場、展望台、売店やレストランなど施設が充実しています。
全面的に芝生で覆われていています。八郎潟や日本海、360度パノラマ絶景が楽しめます。




いこいの村栗駒跡地臨時駐車場(栗駒山)
寒風山から東北道経緯で3時間ちょっと。明日はここからバスに乗り栗駒山登山口がある「いわかがみ平」に向かいます。紅葉の季節はマイカー規制で直接「いわかがみ平」に行くことができません。(行く際は「いわかがみ平」「バス」などで検索して調べてください)
筆者は14時半ぐらいに寒風山を出発、一関市内で夕飯と温泉に入って駐車場に着いたのは大体21時頃でした。
比較的時間を持て余したので、もう少しゆっくりできると思います。もしくは途中、平泉エリアによっていくなどできたかと思われます。三日目はここで車中泊となります。
四日目(最終日)
栗駒山

4日目最終日は朝6時のバスに乗って「いわかがみ平」に向かいます。往復500円です。ちなみにバスに乗らなくてもここから直接登ることもできます。

いわかがみ平、ここから登っていきます。トレイあります。
紅葉もピークを迎えて、「神の絨毯」と形容される紅葉が見事。
筆者は須川温泉側の景色を見るために山頂から秣岳方面に少し足を延ばしました。5時間半の山行。筆者の山行記録はこちら。






世界谷地湿原
いこいの村栗駒跡地から車で15分ほど、世界谷地湿原に立ち寄りました。第一湿原と第二湿原と2つに分かれおり、約4kmぐらいのハイキングです。湿原から登って降りてきたばかりの栗駒山を見ることができます。
ちなみにここから栗駒山へ登ることもできます。



帰りは世界谷地湿原から車で約50分のところにある、「天然温泉 たかもりの湯」へ。
16時頃温泉を後にし、夕食などの休憩含め5時間半のドライブで帰宅。
まとめ
以上、秋田駒ケ岳、栗駒山をめぐる、秋の紅葉の時期におすすめの東北旅でした。
初日はもっと早くに出て、安達太良や蔵王でハイキングも良いでしょうし、仙台で青葉城などの観光をするともっと充実すると思います。また三日目は盛岡方面に行って、八幡平、岩手山、姫神山、早池峰山といった山に行くのも良いと思います。


