今回は実際私が行ったことのある山の中から、秋の紅葉の時期におすすめの山を紹介します。
みどころやアクセスなどの情報や実際の山行記録も紹介します。
栗駒山(須川岳)
一つ目は神の絨毯で有名な栗駒山です。
宮城県、秋田県、岩手県の三県にまたがる山で須川岳ともいわれています。コースは主に宮城県側のいわかがみ平からのコースと岩手県側の須川温泉からのコースがあります。この記事では須川温泉からのコースを紹介します。

アクセス(須川駐車場)
ビジターセンターの方の駐車場です。24時間無料です。トイレはウォシュレット、靴の洗い場や裏には無料の野営場があります。隣にもっと大きい駐車場がありますがこちらは時間が決まっています。
ここは紅葉の季節は道路も駐車場も日中激混みになります。ここへ来る車で秋田方向も岩手方向もかなりの渋滞になるので日の出前に行くことをお勧めします。(帰る方向は比較的すいてます)野営場があるのでテントもってここで幕営するのも良いと思います。
コースについて
須川温泉をスタートし、栗駒山、秣岳、須川湖を回る周回コースです。獲得標高819m、移動距離12.9kmで標準タイムも6時間ほどなので初級者にもおすすめです。
私の過去の山行記録です。いずれも須川温泉スタートです。2023年10月15日、2022年10月9日
- 栗駒山だけでなく、名残ヶ原湿原、秣岳、須川湖といったポイントが多い
- 帰りは車を置いたまま、すぐに須川温泉に入れる!






浄土平(一切経山と吾妻小富士)
二つ目は福島県にある浄土平周辺の山とハイキングコースです。
登山というよりハイキングに近いです。湿原全体の紅葉はもちろん、一切経山からみる魔女の瞳、樋沼の紅葉もかなり見事です。関東からも比較的近いので日帰りで行くことも可能です。

アクセス(浄土平ビジターセンター)
東京方面からだと磐越自動車道の磐梯熱海ICが近いと思います。(最寄りICは東北自動車道の福島西だとおもいます)
非常に大きな駐車場です。有料です。(筆者が行ったときは確か500円)食事やお土産などほぼ道の駅の感じで需実しています。(繁忙期はレストランなどは混んでるとおもいます)また日中はここへ来る車は渋滞すると思いますので朝早めに行くといいと思います。
コースについて
いろいろありますが、湿原をめぐりつつ一切経山、いったん浄土平へ戻り、吾妻小富士へ。そしておすすめなのが樋沼です。樋沼はメインのコースからちょっと外れているのもあるので見逃しやすそうですが必見です。
私の山行記録はこちら。
- 登山というより、ハイキングに近いので初心者にもおすすめ
- 比較的首都圏から近い
- 一切経山、吾妻小富士、忘れてはいけない「樋沼」の3つは必ず行ってほしい。






雨飾山
三つ目は新潟県にある雨飾山です。こちらは日本百名山にもなります。山頂から見る「女神の横顔」、道中の紅葉が見事です。

アクセス
登山口は新潟県の雨飾山荘、長野県の雨飾高原キャンプ場からなどいくつかありますが、私が行ったことがある雨飾高原からのアクセスを紹介します。東京方面からはこちらの方が近いと思います。
台数は20台ぐらいかと思います。キャンプ場なのでトイレなどはあります。
キャンプするのもありだと思います。登山者向けのオートサイトもあるようです。詳しくは雨飾高原キャンプ場のHPで確認してください。
コースについて
獲得標高は約1000m、距離は約8kmです。ぶな平や荒菅沢といったちょっとした沢筋を通ります。危険な個所もありません。山行記録はこちら。



キャンプ場から車で数分のところにある「鎌池」もおすすめなので立ち寄るのをお勧めします。



御池周辺(尾瀬、会津駒ケ岳、燧ケ岳、桧枝岐村等)
最後は特定の山ではなく、福島県側の尾瀬の玄関口御池周辺のエリアをまとめて紹介します。このエリアはいくつも見どころがあります。数日滞在などするとかなり高密度な時間を過ごせます。
アクセスは一応尾瀬の玄関口である御池を紹介しますが、ここに車を止めるパターンとしては燧ケ岳や尾瀬沼に行くときです。会津駒ケ岳や桧枝岐村などは別途駐車します。
非常に大きい駐車場。群馬県側の尾瀬の玄関口です。燧ケ岳、尾瀬沼、三条の滝などが近いです。
みどころ
燧ケ岳の草紅葉


燧ケ岳は御池からだと獲得標高1000m移動9kmぐらいのコースです。途中に広沢田代や熊沢田代といった湿原があり草紅葉が非常にきれいです。日本百名山に含まれます。山行記録はこちら。
会津駒ケ岳


こちらも百名山の会津駒ケ岳です。頂上付近が平たく湿原になっており、草紅葉が拝めます。
駐車場は御池からも行けますがかなりのロングコースになるので、桧枝岐村近辺にある駐車場に止めることになるともいます。山行記録はこちら。
桧枝岐村


こちらは山ではないですが、御池(御池も桧枝岐村)からほど近い桧枝岐村中心部も紅葉がきれいです。
中土合展望台(ちょっとした登山あり)からは紅葉に囲まれた桧枝岐村全体が見下ろせます。
モーカケの滝、国道352付近



御池と桧枝岐中心部の中間ぐらいにあるモーカケの滝もかなり見事です。少し離れた展望台から見ることになるのですが、結構な落差(40mぐらいだそう)が有ります。この滝の専用駐車場があります。
この他にも福島と新潟の県境付近の只見川や少し車を走らせますが平ヶ岳の紅葉もすごいです。(平ヶ岳は個人的にかなりの上位に入りますがおすすめするほどやさしい山ではないので機会があったら別途紹介します)少し離れていますが屏風岩等々、小さなエリアにかなりの見どころがあります。
尾瀬の福島側はどこかをピンポイントで行くのはなく、桧枝岐に数泊して色々めぐるのをお勧めします。
まとめ
気づいたら今回紹介したほとんどが東北方面でした。浄土平や雨飾は早朝でれば日帰りも可能ですが、いずれも東京や首都圏からだと1泊(栗駒は1泊だともったいないけど…)あればそこまで無理ない感じだと思います。周辺観光も合わせるとより充実すると思います。例えば栗駒だったら平泉観光、浄土平であれば安達太良も合わせるなどするといいのではないでしょうか。機会があったら詳しい個別記事も書こうかと思います。

